訓蒙図彙154

訓蒙図彙 154 宝貨の部

紗(しゃ) crepe

[訓読]紗 しや(しゃ) 軟紗(なんしゃ)、金紗(きんしゃ)、銀條紗(ぎんじょうしゃ)等有り。○羅(ら)、うすもの。綺羅(きら)有り、線羅(せんら)有り。


[通釈]紗 しゃ 軟紗、金紗、銀條紗などの種類がある。○羅は、うすもの。綺羅と線羅がある。


[語釈]●紗 からみ織りのごく薄地の織物。強撚(きょうねん)糸を用いて緯(よこ)糸を経(たて)糸2本でからめていく。絹が多いが近年は化繊や合繊もある。模様を織り出した紋紗,二重織の紗風通などがあり,玉糸を交織した紬(つむぎ)風の粋紗(すいしゃ)も平織組織だが紗と呼ぶ。通風よく涼感があるので羅(うすもの)と称され夏の着物,羽織,ふとんなどにする。

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