訓蒙図彙143

訓蒙図彙 143 宝貨の部

砥(し) thin grinding stone

[訓読]砥 し と、まと。細礪石(さいれいせき)なり。硎(けい)、同じ。〇黄砥(こうし)、今按ずるに、あはせど(あわせど)。


[通釈]砥 し と、まと。細かく礪(みが)く石である。硎も同じ。〇黄砥とは、今考えるに合砥のことであろう。


[語釈]●あわせど 合砥。砥石の一種。刀剣、かみそりなどを研ぐとき、仕上げに用いる。石質は緻密で堅く、卵色をしている。京都の鳴滝砥が有名。

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