訓蒙図彙126

苦瓜(くか) nigauri; bittern melon

[訓読]苦瓜 くくわ(くか) 俗に云ふ、れいし。又、錦茘枝(きんれいし)、癩葡萄(らいぶどう)と名づく。


[通釈]苦瓜 くか 俗「れいし」という。又、「錦茘枝」「癩葡萄」という。


[語釈]●苦瓜 ツルレイシ(蔓茘枝、蔓荔枝、学名: Momordica charantia var. pavel)は、主に未熟な緑色の果実を野菜として利用するウリ科の植物。また、その果実のこと。一般的にはニガウリ(苦瓜)もしくはゴーヤーと呼ばれる。果肉が苦いため「ニガウリ」とも呼ぶ。農学・園芸学では「ツルレイシ」を用いることが多いが、生物学では近年「ニガウリ」を用いることが多い。九州・南西諸島各地に地方名がある。沖縄県では沖縄本島(首里・那覇方言や今帰仁方言など)で「ゴーヤー」、宮古列島(宮古方言)で「ゴーラ」、八重山列島(八重山方言)で「ゴーヤ」と呼ぶ。九州では「ニガゴリ」又は「ニガゴーリ」と呼ぶ地域もある。鹿児島県奄美大島では「ニギャグリ」や「トーグリ」、鹿児島県本土、宮崎県南部や長崎県諫早地方では「ニガゴイ」と呼ばれ、諫早地方では「ニガウイ」の名称も併用される。

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