訓蒙図彙120

訓蒙図彙 120 果蓏の部

燕覆(えんふく) akebi: chocolate vine

[訓読]燕覆 えんふく あけび。燕覆子(えんふくし)なり。又烏覆子(うふくし)、桴棪子(ふえんし)と名づく。○藤を通草(つうそう)、木通(もくそう)と名づく。


[通釈]燕覆 えんふく あけび。燕覆子のこと。又、烏覆子、桴棪子という。○藤を通草、木通という。


[語釈]●燕覆 アケビ(木通、通草、山女、丁翁)は、アケビ科の蔓性落葉低木の一種(学名:Akebia quinata)で、アケビ属(学名: Akebia)に属する植物の総称でもある。アケビの名の由来は、秋に楕円形の果実がつき、熟すと縦に割れて白くて甘い果肉と黒い種子を覗かせる様子から、「開け実」の意味で名付けられた。アケビは、地方によりアケビカズラ、アクビなどの方言名でもよばれている。中国植物名(漢名)は、木通(もくつう)。日本の北海道を除く、本州・四国・九州に分布し、日当たりのよい山野に自生する。やぶ地や、やや日陰がちな場所に樹木に巻き付いて生育する。

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