訓蒙図彙105
訓蒙図彙 105 果蓏の部
香櫞(こうえん) citron
[訓読]香櫞 かうゑん(こうえん) 仏手柑(ぶしゅかん)なり。鉤櫞(くえん)、香円(かうえん(こうえん))、並びに同じ。
[通釈]香櫞 こうえん 仏手柑のこと。鉤櫞、香円も、ともに同じ。
[語釈]●香櫞 シトロン(学名:Citrus medica)。ミカン科ミカン属の常緑低木樹。漢名は枸櫞(くえん)。レモンと類縁関係にある。マルブシュカンとも言う。漢字で書くと丸仏手柑。ミカン科の常緑小高木。レモンと似ているが葉や果実がより大きく,香りもより強い。寒さに弱く、枝にとげがあり、葉は楕円形。花は薄紫色。果実は長卵形でひだがあり、鮮黄色の広楕円形で冬に熟す。酸味が強く生食できない。果実は砂糖煮、果汁は飲料、果皮や葉は香料にし、またクエン酸をとる。
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