訓蒙図彙55

訓蒙図彙 55

錦雞(きんけい)

[訓読]錦雞 きんけい 鷩雉(べつち)、采雞(さいけい)、並びに同じ。


[通釈]錦雞 きんけい 鷩雉、采雞、ともに同じ。


[語釈]●錦雞 キジ科の鳥。全長雄約105、雌約65センチメートル。雄の尾長約75センチメートル。羽毛、形態ともにキジに似て、雄の羽はきわめて美しい。雄は頭頂に黄金色の羽冠を戴き、えりは橙色の地に青黒色のしま模様の飾り羽があり、扇状に広げる。体の下面は赤く、腰は黄色、尾は褐色の地に淡色の斑点がある。雌はやや小さく、全身褐色で暗褐色の斑紋がある。中国西南部の山地原産で、世界各地で飼育。日本では江戸時代から飼われる。にしきどり。金鶏鳥。


[用例]

滑稽本『風来六部集』(1780)放屁論後編:孔雀・錦鶏(キンケイ)・鸚哥(いんこ)の類、高金出して、弄ども。

過去の出来事

過去の本日の朝廷や江戸幕府の人事一覧、その他の出来事を紹介します。ほかに昔に関する雑記など。