訓蒙図彙49

訓蒙図彙 49

羽(う)

[訓読]羽 う は。翎(れい)、翰(かん)、並びに同じ。翮(かく)、はね、羽根なり。羽茎(うけい)なり。○翈(こう)、かざきり。翮上(かくじょう)の短羽(たんう)なり。


[通釈]羽 う は。翎、翰、ともに同じ。翮は、はね、羽根、羽茎のこと。○翈は、かざきり。翮上の短羽のこと。


[語釈]●翮 羽の軸。羽の幹。


[用例]

『戰國策』魏策一:臣聞積羽沉舟,群輕折軸,眾口鑠金,故願大王之熟計之也。

漢.荀悅『前漢紀』卷四.高祖皇帝紀四:上召戚夫人指示曰、吾欲易太子,彼四人者為之輔,羽翼已成,難搖動也。

『文選』宋玉.對楚王問:引商刻羽,雜以流徵,國中屬而和者不過數人而已。

『儒林外史』第二九回:嗚嗚咽咽,將笛子吹著。一個小小子走到鮑廷璽身邊站著,拍著手,唱李太白清平調。真乃穿雲裂石之聲,引商刻羽之奏。

『續孽海花』第四三回:將來結果至多成為愛惜羽毛的清流,決不能為救時宰相。

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