訓蒙図彙47
訓蒙図彙 47
※図は下にあります。
卵(らん)
[訓読]卵 らん かいご。俗に云ふ、たまご。〓は、すもり。卵孵(かへ)らざるなり。
[通釈]卵 らん かいご。俗にたまごという。〓は、すもり。卵の孵らないもののこと。
[注]●〓 「卵」の右に「叚」(か)の字の合わさった字。
[語釈]●かいご 殻のついたままのたまご。「かい」は殻。 ●すもり 孵化 (ふか) せずに巣の中に残っている卵。すもりご。
[用例]
『戰國策』秦策四:當是時,衛危於累卵,天下之士,相從謀。
『荀子』議兵:以桀詐堯,譬之若以卵投石,以指撓沸。
『墨子』貴義:以其言非吾言者,是猶以卵投石也。盡天下之卵,其石猶是也,不可毀也。
漢.枚乘「上書諫吳王」:必若所欲為,危於累卵,難於上天。
『後漢書』卷七○.孔融傳:初,女年七歲,男年九歲,以幼弱得全,寄它舍。二子方奕棋,融被收而不動。左右曰、父執而不起,何也。答曰、安有巢毀而卵不破乎。
『文選』鍾會.檄蜀文:去累卵之危,就永安之計,豈不美與。
『三國演義』第九三回:盜賊蜂起,奸雄鷹揚,社稷有累卵之危,生靈有倒懸之急。
『晉書』卷七一.孫惠傳:況履順討逆,執正伐邪,是烏獲攜冰,賁育拉朽,猛獸吞狐,泰山壓卵,因風燎原,未足方也。
唐.李德裕「處置楊弁敕」:遽亡臣節,仍助凶威,撫弦登陴,曾不興嘆,以卵投石,自取滅亡。
『五代史平話』周史.卷上:今陛下天戈所指,泰山壓卵,行將授首也。
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