訓蒙図彙23
鵞(が)
[訓読]鵞 が。俗に云ふ、たうがん(とうがん)。鵝(が)、同じ。一名、舒鴈(じょがん)。蒼鵞(そうが)有り、白鵞(はくが)有り。
[通釈]鵞 が。俗に「とうがん」という。鵝も同じ。一名、舒鴈。種類として、蒼鵞と白鵞がある。
[語釈]●鵞 ガチョウ(鵞鳥、鵝鳥、家雁、英: Domestic goose)、カモ目カモ科ガン亜科の鳥。雁(後出)の仲間。家禽。白い姿はアヒルに似ているが互いに別の種。警戒心が非情に強く、見知らぬ人間や他の動物を見かけると金管楽器を鳴らしたような大声で鳴き騒ぎ、対象を追いまわし首を伸ばしてくちばしで攻撃を仕掛けることから、古来より番犬代わりとなることが知られていた。
[用例]
『漢書』卷五七.司馬相如傳上:於是乃群相與獠於蕙圃,媻姍勃窣,上金隄,揜翡翠,射鵕鸃,微矰出,孅繳施,弋白鵠,連鴐鵞,雙鶬下,玄鶴加。
宋.蘇軾「惠州李氏潛珍閣銘」:蔚鵞城之南麓,擢仙李之芳根。
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