訓蒙図彙21
鴻(こう)
[訓読]鴻 こう ひしくひ(ひしくい)
[通釈]鴻 こう ひしくい。
[語釈]●鴻 ヒシクイ。ガンの一種。「鴻雁(こうがん)」。カモ科の鳥。全長83センチくらい。体は褐色、くちばしは黒く先に黄色帯がある。ユーラシア北部で繁殖、日本には冬鳥として飛来。大きいことの例えとしても使われる。鴻恩・鴻基・鴻業・鴻儒。
[用例]
『史記』卷七.項羽本紀のいわゆる「鴻門會」「鴻門計」の故事
『史記』卷四八.陳涉世家:陳涉太息曰「嗟乎,燕雀安知鴻鵠之志哉」
『文選』曹植.洛神賦:其形也,翩若驚鴻.婉若遊龍。
元.鄭光袓『王粲登樓』.第一:大丈夫仗鴻鵠之志,據英傑之才。
『浮生六記』卷一.閨房記樂:鴻案相莊廿有三年,年愈久而情愈密。
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