訓蒙図彙20
隼(しゅん)
[訓読]隼 しゆん(しゅん) はやぶさ。鶽(しゆん)、同じ。
[通釈]隼 しゅん はやぶさ。鶽も同じ。
[語釈]●隼 ハヤブサ(隼、鶻、鸇、Falco peregrinus)は、ハヤブサ目ハヤブサ科ハヤブサ属に分類される鳥類。南極大陸を除く地域に分布する。水平飛行時の速度は100 (㎞/h)前後、急降下時の速度は、飼育しているハヤブサに疑似餌を捕らえさせるという手法で計測したところ、390 (km/h)を記録した。和名は「速い翼」が転じたと考えられている。
[用例]
『爾雅』釋鳥:鷹隼醜,其飛也翬。
『國語』魯語下:仲尼在陳,有隼集于陳侯之庭而死,楛矢貫之,石砮其長尺有咫。三國吳.韋昭注:砮,鏃也,以石為之。
漢.馬融「廣成頌」:遊雉群驚,晨鳧輩作,翬然雲起,霅爾雹落。
『漢書』卷九一.貨殖傳.序:鷹隼未擊,矰弋不施於徯隧。
『集韻』上聲.獼韻:鴘,鷹隼二歲,色赤。
『南齊書』卷四一.張融傳:雕隼飛而未半,鯤龍趠而不逮。
唐.劉禹錫「飛鳶操」詩:鷹隼儀形螻蟻心,雖能戾天何足貴。
宋.蘇軾「江上值雪」詩:草中咻咻有寒兔,孤隼下擊千夫馳。
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