訓蒙図彙12
鸊鷉(へきてい)
[訓読]鸊鷉 にほ(にお)、いよめ。俗に云ふ、かいつぶり。
[通釈]鸊鷉 にお、いよめ。俗にかいつぶりという。
[語釈]●鸊鷉 カイツブリ科の鳥。全長26センチ位で、体は丸く、硬い尾羽はない。夏羽は頭部・背面が黒褐色、ほおからくびが栗色で、くちばしの基部に黄色い部分がある。冬羽は灰褐色。湖や沼にすみ、潜水が得意で、小魚などを捕食。キリリリと大きな声で鳴く。4月から水草で巣を作り、「鳰(にお)の浮き巣」とよばれるが、下部は固定してある。ひなは瓜模様があり、親の背に乗って運ばれる。日本では留鳥。にお。におどり。かいつむり。冬の季語。
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