訓蒙図彙 10
鶬鴰(そうかつ)
[訓読]鶬鴰(そうかつ) まなづる。鶬鶏(そうけい)なり。また但だ鶬と称す。又麋鴰(びかつ)、鴰鹿(かつろく)と名づく。
[通釈]鶬鴰はまなづる。鶬鶏のことである。単に鶬ともいう。別名は麋鴰、鴰鹿。
[語釈]●鶬鴰 まなづる。鶴に似て、全身あおい色、または、灰色で、両ほお(頰)が、べに色の鳥。鶬鶴。鶬鶏。この他、伝説上の九頭九尾の鳥のことも鶬鴰といった。
[用例]
●鶬
『漢書』卷五七.司馬相如傳上:於是乃群相與獠於蕙圃,媻姍勃窣,上金隄,揜翡翠,射鵕鸃,微矰出,孅繳施,弋白鵠,連鴐鵞,雙鶬下,玄鶴加。
唐.岑參「至大梁卻寄匡城主人」詩:仲秋蕭條景,拔剌飛鵝鶬。
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